初老センター長のつぶやきVol.6
「まつぼっくり3きょうだい」
いつからそこにいるのか、誰がそっと置いたのか——
糟屋子ども発達センター・さくら保育園の玄関の手洗い場の上には、三つのまつぼっくりが並んでいます。
まるで友だち、いやきょうだいのように。
一つがほんの少し離れたところに移動していることもあれば、ある時は床にころんと落ちていることも。
そんな時は、そっと拾い上げて三つを並べ直します。
並んだ姿を見ると、なぜか安心するのは私だけ?
まつぼっくりは、空気のささやきを聴くことができるのか、湿気が高まるとかさを閉じて静かに身を守り、
乾いた風が吹くとぱっとかさを開いておしゃべりを始めます。
いよいよやって来た梅雨の季節、彼らはどんな表情を見せるでしょうか。
かさを閉じながら晴れ間を待っているかもしれませんね。
もし、さくら保育園にお越しのことがあれば、ぜひ彼らに目を留めてみてください。
今日も子どもたちを、優しく、静かに見守っています。風の声に耳をすませながら。
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