12月17日(金)、やまと更生センターでは「餅つき」を行いました。
新型コロナウイルスの影響でまだまだ我慢の日々が続いていますが、
久々に季節の行事、利用者は数日前から今か今かと心待ちにしていました。
当日は寒気が強まるとの予報でしたが、「よいしょ!よいしょ!」と寒気に負けない元気な掛け合い。
お餅をつくうちに、徐々に日が差し始め、明るい雰囲気に包まれ、希望者全員がお餅をつくことが出来ました。
普段なかなか集団に入って活動に参加することが難しい利用者も「よいしょ!よいしょ!」と応援。
行事の持つ力を感じる一コマになりました。
お餅を丸める作業では、お餅の感触を楽しみながら、様々な大きさや形の味わい深いお餅が、
たくさん出来上がりました。
今回ついたお餅は利用者の皆さんと日頃からお世話になっている地域の方々にお配りしました。
日本では、古くから稲が神聖なものと考えられ、稲からとれるお米は生命力を強めるとされており
とても大切に扱われています。
特にお米をついて固めたお餅はその力が強いとされていたことから、
お祝い事や特別な日には餅つきをするようになったと伝えられています。
また、鏡餅を神様にお供えをして感謝をしながら頂くことで、
新しい命や力を授かると考えられています。
そんな強い力が込められたお餅を皆さんで頂くことで、
生命力を強めこのまま未曾有の疫病から守ってもらえたらと願うばかりです。