7月19日(土)、ケアホーム若杉で防災シミュレーション(停電想定)を行いました。
災害時等に急に電気が使えなくなった時を想定し、テレビが観られない、電気がつかない等の普段と違う事態が発生してもパニックにならずにいられるよう、数時間だけテレビや照明のブレーカーを落として訓練を行いました。
初めての取り組みということや急な変更に弱い入居者もいることもあり、事前の打ちあわせ、前日からの告知を行い実施しました。
災害用に購入していた簡易トイレとポップアップテントも実際に使用してみて、皆が座れるか、上手にトイレが出来そうか等、入居者と一緒に一つ一つ確認を行いました。
大きめの簡易トイレを購入したつもりが実際に用を足してみると、
「ちょっと高さが足りなくて座るのが怖いね」
「奥行きが短くて用を足しにくいね」
「手すり等がないと危ないね」
「夜は暗くて危ないからライトがいるね」等、
実際に使用して見る事で見えてくることが多々あり、凝固剤等、普段使いなれない物を使ってみる等、職員にとってもとても良い経験になりました。
入居者の様子はテレビが観られないためひたすら寝ている方、普段通りの生活を求めて電気のスイッチやテレビのスイッチを何度も押す方、簡易トイレに興味深々な方…等々様々でしたが、皆パニックになること無く過ごす事が出来ていました。
感想を聞くと、「楽しかったー!!」「テレビが観られなくて暇だった…」等言っていました。
初めての取り組みということもあり、今回は事前にしっかりと告知をして行いましたが、今後は急に開始したり、次は水が使えない想定で訓練をしたり等、今後も様々な取り組みをして行けたらと思います。
いつ起こるか分からない緊急事態に備えて職員が入居者の大切な命を守ることが出来るよう、また、入居者も自分自身で命を守るという意識を持てるようにこれからもしっかりと訓練に取り組み、備蓄や環境を整えていきたいと思います。